岡山大学医学部保健学科オープン講座「英語で切り開く医療の世界!」

3月17日(金)に岡山大学鹿田キャンパスで,「英語で切り開く医療の世界!」と銘打って,医療者として必要なコミュニケーションスキルについてのお話を聞かせていただき,その後は研究室を訪問させていただきました。当日は医療系志望者や,語学系の志望者35名が参加しました。

開会に際して,豊岡伸一医学部長よりご挨拶をいただきました。 最初に行われた「YOSHI&YOSHI TALK SESSION」では,岡山大学医学部を卒業し,現在はハワイ大学で勤務・研究を行っておられる西村義人先生とオンラインでつなぎ,先生の豊富なご経験から「ハワイにおける医療の実態,医療スタッフに求められること,ご自身の英語の学習歴」などを全て英語でお話いただきました。聞き手として本校英語科教員の藤原義典が西村先生とトークセッションを行いました。

続いて,岡山大学分子血液病理学の佐藤康晴先生,西村碧フィリーズ先生からそれぞれ「英語論文の検索ツールの紹介,医療英語論文の読み解き方」,「留学生≠英語話者?本当のコミュニケーションスキルとは?」というテーマでお話しいただきました。佐藤先生はジョークを交えながらご説明いただき,英語論文というワードから感じる敷居の高さをほぐしてくださり,西村先生はご自身の豊富な留学経験から英語を母国語としないもの同士がお互いに第2言語でコミュニケーションをとることの難しさなど,生徒たちに新たな気づきを与えてくださいました。

最後に志望ごとのグループに分かれて,看護学分野と検査技術科学分野の研究室をそれぞれ見学し,各研究室の留学生と交流をさせていただきました。

どの内容も魅力的で中身の濃い経験をさせていただきました。事前の準備,当日の運営等に関わってくださったすべての先生方,このような機会を設定していただきありがとうございました。

参加生徒の感想から抜粋

「先生方がおっしゃられていた生きた英語とはなんなのかが心からわかった体験でした。」

「英語論文の話を通して,Abstractを声に出して3回読むことで,斜め読みができるようになると聞いて自分も今日から実践してみようと思った。」

「研究室訪問では,自分の目で研究や検査技師の仕事の一部が見えてためになった。」

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