「ちょっといい話」
出番じゃ笹太郎
記者「ねえねえ笹太郎、ちょっと話で聞いたんだけど、芳泉高校の生徒が人助けをしたっていうのは本当なの?」
笹太郎「さすがに記者だけあるな、早耳じゃな」
記者「ということはこの話は本当ということね」
笹太郎「そのとおりじゃ」
記者「詳しく教えて」
笹太郎「実はな、7月10日の朝に、隣の中学校のあるお母さんから学校に電話がかかってきたんじゃ、その内容というのは『昨日の夕方に、自分の娘さんが自転車で転倒したところ、2人の女子高校生が通りかかり、娘さんがけがをしたんじゃないかと気遣って声を掛け、起こしてもらったり、手助けをしてもらったりしたということなんじゃ。その場では名前も聞けなかったが、お母さんがでえーれー感激して、親切にしてもらったことにお礼を言いたい』ということなんじゃ」
記者「それはたいへんいい話じゃないの、でもどうして芳泉高校生とわかったの?」
笹太郎「いつも高校生の制服を見ているからな、制服でわかったというわけじゃ」
記者「高校生の優しさを表しているんじゃないの」
笹太郎「そうじゃろう、自慢話になってしもうたが、ちょっとええ話じゃったのでみんなに知ってほしかったんじゃ、学校の誇りじゃな、わしもうれしいよ」
記者「笹太郎さんも見習ってね」
笹太郎「わかっとる、わかっとる」