【オープン講座】「医薬品に関係する仕事に就くために〜薬剤師?創薬??、薬学部?非薬学部??〜」開催

講演者:安田女子大学薬学部薬学科 松野 研司 教授

 1月25日(土)、「医薬品に関係する仕事に就くために〜薬剤師?創薬??、薬学部?非薬学部??〜」をテーマにした講演会を開催しました。この講演会では、薬がどのように開発されるのか、そしてその開発が人々の生活や健康にどのように貢献しているのかについて、具体的な内容をお話しいただきました。
 講演では、薬が生まれる過程について詳しく説明がありました。化学物質を基に効果的な形を設計し、それを繰り返し評価することで薬が開発されるというプロセスが紹介されました。また、最近ではAIやコンピュータシミュレーションを活用した研究が進んでおり、効率的な薬の設計が可能になっていることが説明されました。さらに、薬を開発する「創薬」だけでなく、すでに存在している薬をさらに使いやすく改良する「育薬」という仕事についても触れられました。
 また、薬学分野で活躍するための進路についてもお話があり、薬剤師としての道や、創薬・育薬に携わるための大学進学や大学院での研究の必要性について詳しく説明がありました。特に、研究開発の現場では英語力や高い専門知識が求められることが重要であると説明されていました。
 生徒たちは、薬の開発にかかる時間や労力、そしてその重要性を学び、薬学分野への理解を深めることができました。この講演会を通じて、将来の進路を考える上で大きなヒントを得た生徒も多く見られました。

薬学の分野には、薬剤師、創薬、育薬といったそれぞれ異なる役割や分野が存在することを学びました