現代社会×図書館ガイダンス
教科「現代社会」と図書館ガイダンスとコラボレーションし、「自分の興味と現代の社会問題との関わり」をテーマに、5冊の本を選んで、自分の本棚を(プリント上に)作成するという授業を行いました。作成に当たっての条件は、①5冊の本はすべて分類が異なること ②本棚には自分の選書理由を端的に著すタイトルをつけること の2点です。将来の進路や教科「現代社会」で扱う諸問題等を上手に組み合わせ、とても興味深い本棚が出来上がりました。現在、図書館入り口に展示していますのでぜひご覧ください。

図書委員おすすめ本の紹介 vol.3
今回おすすめ本を紹介してくれるのは、3年生の有原さんと秋庭さんです。

■『旅猫リポート』 有川浩/著 講談社 自分の余命を知り、飼い猫ナナを引き取ってくれる次の飼い主を探すため、サトルの小学校、中学校、高校の友達を訪ねる旅に出る物語。本当は最後までナナと一緒にいたいサトルと、その気持ちを理解しているナナの行動に、とても心を掴まれる。病院に入院して会えなくなったサトルにナナのとった行動がとてもせつない。 (3年 有原)

■『桜風堂ものがたり』 村山早紀/著 PHP研究所 主人公の月原一整は、とある百貨店にある書店に勤める書店員。埋もれた名作を見つけ出すことが得意な彼は「宝探しの月原」と呼ばれていた。しかし、ある日起きた万引き事件により、彼は店を辞めることとなった。その後、縁あって書店「桜風堂」を切り盛りすることとなった一整だが、彼が見つけた「宝もの」のような一冊によって、友人や同僚、作家、出版社が一丸となってある奇跡を巻き起こすのであった。。。。(3年 秋庭)
図書委員おすすめ本の紹介 vol.2
今回おすすめ本を紹介してくれるのは、3年生の頼正さんと坂口さんです。

■『紙コップのオリオン』 市川朔久子 講談社 中学2年生の主人公は、学校行事の実行委員にさせられてしまい、校庭でキャンドルナイトをすることに決まる。昼の星座に思いを馳せながら、主人公は自分をとりまく人たちのことを考え始める。 人は生まれるときも死ぬときもひとりきり。だけど、だれにも迷惑かけずに存在できるものなんか、どこにもないー。人のあたたかさを感じる物語です。(3年 頼正)

■『この嘘がばれないうちに』 川口俊和 サンマーク出版 様々な事情を持った老若男女が、時空を越えて愛する人に会いに行く物語。相手のことを想ってとっさについた嘘の数々‥‥。不思議な喫茶店フニクリフニクラで繰り広げられる切なくも温かい物語に心が安らぐこと間違いなし。(3年 坂口)
図書委員おすすめ本の紹介 vol.1
「臨時休校中もたくさん本を読んでもらいたい」という思いから、図書委員さんがおすすめ本を紹介します。今回は、3年生のやまもとさんと高橋さんのおすすめ本です。
■『四畳半神話大系』 森見登見彦/著 角川書店 薔薇色のキャンパスライフを夢見る京都の大学生「私」が、入学直後にどのサークルを選んだかによって変わるパラレルワールド的構成のお話。無意義な生活を送る「私」、全力で「私」を駄目にする悪友「小津」、後輩の知的な黒髪の乙女「明石さん」、その他味のある人たちが登場します。それぞれの世界で、「私」の登場人物に対する見方が微妙に変わるので、最後はきっと、全員のことが好きになります!! (3年 やまもと)
■『リアルフェイス』 知念実希人/著 実業之日本社 依頼者の顔を変える天才美容外科医・柊貴之。金さえ積めば、どんな要望にも応える彼のもとに「いまの妻の顔を前妻の顔に変えろ」や「ある男を別人にしてほしい」など奇妙な依頼が舞い込む。さらに、整形美女連続殺人事件の謎も出てきて‥‥。最後の十数ページのどんでん返しがみどころです。読み終わった後にもう一度読み返したくなる作品です! (3年 高橋)
おすすめ本コーナーあります

朝読書や読書感想文におすすめの本を集めたコーナーができました。定番の本からマニアックな本までいろいろなジャンルを取り揃えていますので、ぜひお立ち寄りください。